◇立川市の仙骨矯正の専門院◇

整体やまつばき

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肩甲骨矯正のコンセプト

Concept

肩こりの改善だけに止まらず、肩甲骨に張り付いたコリのほぐしから、肩甲骨の可動域を狭める引っ掛かりの解消、首・背中・腰の痛み改善までと幅広い症状に応用できるのが “肩甲骨矯正”のテクニックです。
 

ただし、安全面を考慮し、肩甲骨と周辺筋肉への負荷が大きい手技肩甲骨はがしに代表される「肩甲骨にイレギュラーな動きを発生させるほぐし方」)は行いません。

代わりとして、肩甲骨の動きに逆らわずに行える肩甲骨回し肩甲骨牽引などを複合的に組み合わせて行います。

肩甲骨回りが重度化している場合、肩甲骨のきわを事前によくほぐしておき、肩甲骨の動きを阻害するリスクを下げることで、安全な肩甲骨矯正を実現させます。

 肩甲骨矯正の概要

Abstract

肩甲骨はがしに代表されるような手技は、肩甲骨の際(きわ)に指先が入る隙間あれば、骨そのものを動かして周辺筋肉のコリや詰まりをストレッチ感覚で緩ませ伸縮させることが可能です。

しかし、肩の動きが制限された状態が何年、何十年と続くと肩甲骨の隙間がコリで埋まり、指先ですら入らない状態まで進行します。

肩甲骨の全体をコリが覆いかぶさる形となり、凸に盛り上がったようにみえます。
 

<Check Point>

  • 仰向け状態で寝そべって両腕を上げたときに、肩、又は、腕が平面にペッタっとつかず上がったままとなっている
  • 背中がコリの盛り上がりにより丸くなり、姿勢が悪くみえる(姿勢を正しても猫背である)

矯正方法と矯正結果の確認

矯正方法にばかり注意が向きますが、同じぐらい結果の検証が大切です。

肩甲骨に矯正を施した後に、正しく矯正結果を確認できなければ、効果の有無が判断きません。
 

・矯正方法 [Methods]

甲骨の隙間がなくなる段階まで症状が進行してしまったならば、いわゆる「肩甲骨矯正」を行う必要があり、個人の身体に合わせて以下のSTEP1からSTEP4を実施します。

STEP1:[矯正前]肩甲骨の位置確認

STEP2:[準備]コリのほぐし

STEP3:    ☆肩甲骨矯正

STEP4:[矯正後]肩甲骨の位置確認

・矯正結果の確認 [Results]

肩甲骨の矯正前の状態(STEP1)と矯正後の状態(STEP4)を比較し、肩甲骨の位置に改善がみられているかを確認します。

STEP1:[矯正前]肩甲骨の位置確認
 ↑
 比較
 ↓
STEP4:[矯正後]肩甲骨の位置確認

肩甲骨矯正 STEP1~STEP4

STEP1:[矯正前]肩甲骨の位置の事前チェック

肩甲骨の位置を背骨からの距離で測ます。

確認するポイントは3つです。

①肩甲骨と背骨までの均衡②肩甲骨と背骨の間隔③肩甲骨の上下の位置 となります。

<Check Point>

  • 左右の肩甲骨と背骨までの距離が不均等であるか
  • 肩甲骨と背骨の間隔が狭すぎないか(逆に広すぎないか)
  • 左右の肩甲骨の位置に上下のズレがないか
1 肩甲骨と背骨までの均衡

左右どちらかに偏りがあり、間隔が不均衡な状態であるかをチェックします。

なお、筋肉や関節のコリや詰まりによる軽度の歪みが対象です。

背骨の側弯症等の疾患がある方、高齢で脊柱が変形した方、手術歴・病歴がある方等、中度・重度の変位は対象としていません。

2 肩甲骨と背骨の間隔

均衡のみでは不十分です。肩甲骨と背骨の間隔が狭すぎたり、広すぎたりしているかをチェックします。

間隔が狭すぎれば、常に胸を張る肩に力が入った状態となります。

間隔が広すぎれば、常に猫背で怠い状態となります。

3 肩甲骨の上下の位置

肩甲骨が上下いずれかにズレていないかをチェックします。

上に固定されれば、いかり肩のような状態となります。

下に固定されれば、身体を捻ったような姿勢となります。

[準備]起立筋と肩甲骨周辺のほぐし

「肩甲骨の隙間を360度つくる」ことを前提とした肩甲骨矯正の準備のほぐしを行います。脊柱起立筋と僧帽筋、肩甲挙筋などを角度に合わせてほぐします。

形状に沿った360度の凹んだ隙間がなくなると、肩甲骨が背中の表面を滑るように動かせなくなります。

 

肩甲骨をあらゆる方向・角度へ動かすため、周辺の筋肉が立体的な層と伸縮方向が複雑な構造となっています。

しかし、複雑な構造が故に、肩周辺のコリや詰まりの影響が一部の制限だけに止まらず、全体の肩甲骨の動きに影響するのです。

肩甲骨矯正

STEP2がきちんと行えていることが重要です。

準備が不完全で肩甲骨矯正を力任せに行えば、筋肉や関節に余計な負担がかかり痛めてしまいます。

肩甲骨
矯正
肩甲骨の牽引

肩甲骨をつかみ、肩甲骨の筋肉が一緒に引かれて動くよう牽引します。

無理に大きく動かす必要はなく、肩甲骨が背中の上を滑るイメージで牽引すれば大丈夫です。

肩甲骨回し

肩甲骨の筋肉は脱力状態と力み状態とで動く範囲が異なるため、両方を使い分けます。

脱力させた肩甲骨回しでは、腕の自重を使い、だらんとした肩の状態で回します。

力みさせた肩甲骨回では、腕をつかみ力を意識させた状態で、水泳のクロールや肘の上下運動などを組み合わせて回します。

身体が浮くようにバタバタと回る場合は、肩甲骨が回っていませんので注意してください。また、「ゴキゴキと音なる≒効いている」という認識は誤りで、動く範囲を広げることが大切です。

[矯正後]肩甲骨の位置の確認

矯正前と比較し、肩甲骨の状態が改善されているかを確認します。

STEP2、3ができているならば、1回でチェックの基準に近い状態となるでしょう。

<Check Point>

  • 左右の肩甲骨と背骨までの距離が均等である
  • 肩甲骨と背骨の間隔が上下にズレていない
  • 左右の肩甲骨の位置が平行である

2.肩甲骨のほぐし

・肩甲勅ラインの上下くぼみの重要性

肩甲勅の上下ライン
肩甲勅の上下ライン

肩甲骨は平ではなく、
肩甲勅にそった窪みがある

肩甲骨の上部には、肩甲勅という突起となった骨があり、意識しなければ気付きにくいのですが、その肩甲勅から鎖骨につながるラインに沿って窪みが上下に存在します。

肩甲骨の動きに、肩甲勅の窪みの正常さが欠かせないほど大切な部位ですが、鎖骨ほどの存在感はなく、コリによってすぐに窪みが平らになってしまう特徴があります。

(漫画やイラスト等で肩甲骨が真っ平に書かれてしまいますが、大きな間違いです。肩甲骨は人工化が難しいほど独特のフォルムを持ちます。)

 

基本的なほぐし方は、指3本(人差し指、中指、親指)でつまむようにしてコリをほぐしていきます。

しっかりとほぐせれば、内側から肩関節に向けて、だんだんと山(窪み)が大きくなるような肩甲勅ラインがあらわれます。

ほぐしの目安は、指3本でつまんだまま、なぞれるぐらいです。
 

・ 肩甲骨の3区分を意識したほぐし

肩甲骨の3区分
scapula_3_divide

肩甲骨を3つの区分に分け、①肩甲骨上部、②肩甲骨下部(左)、③肩甲骨下部(右)として筋肉のほぐしを行います。

(図を参照)

<3つの区分>

  1. 肩甲骨上部 Upper
  2. 肩甲骨下部(左) Down-Left
  3. 肩甲骨下部(右) Down-Righ

 

肩甲骨上部(Upper)

肩甲骨上部は、肩関節、鎖骨、肩甲勅がそれぞれの位置と角度で連携・連鎖して動くようになっています。とくに肩甲骨の後ろ側は平らな面と思いがちですが、肩甲勅の突起と突起に沿った窪み(凹み)が存在するなど、カーブやひねりを駆使した特殊な形状をしています。

そのため、肩甲勅は肩のパフォーマンスに重要な役割をはたしており、肩を上げる、投げる、回すなどの様々な肩筋肉の動作において、いわば 交差・伸縮時の“遊び”を生み出し、余計な摩擦や衝突を防いでいます。

そのため、この肩甲勅ラインの窪みがコリで固まると、首の後ろの突起付近(頚椎7番付近)が盛り上がったり、肩こりが頻繁に起こるなどの不快症状を引き起こします。
 

肩甲勅は3指本によるほぐしを行います。

なお、肩関節、鎖骨、肩甲勅の三点が交差する部位は強めの詰まりが発生しやすいのですが、それぞれの骨を揺らし緩ませつつ行うことで、比較的スムーズにほぐすことが可能です。
 

肩甲骨下部(左)(Down-Left)

肩甲骨下部の左側は、腋(わき)の動作と関連しており、とくに腋下リンパの流れに影響しています。そのため、胸筋(バストの上と鎖骨の間)にむくみやハリ症状があらわれている場合、裏側の肩甲骨にまで影響があります。

また、いかり肩のような肩の上がり方をしている場合、肩甲骨と腋下のラインがコリ固まってしまい、肩全体を押し上げるようになっています。
 

腋下リンパを意識してほぐします。

なお、コリをほぐしてからリンパドレナージュを行うか、肩甲骨矯正でリンパが流れることを利用するかで方針は変わりますが、患者の肩の状態に合わせられればよいでしょう(※)。

※四十肩、五十肩で肩や過去の手術歴がある患者はリンパドレナージュ、それ以外は肩甲骨矯正な

肩甲骨下部(右)(Down-Right)

肩甲骨下部の右側は、脊柱起立筋と関連しており、とくに僧帽筋と腰筋のつなぎ目が肩甲骨の内側の動作に影響します。

肩甲骨のキワに痛みや違和感を感じている場合、脊柱起立筋が盛り上がりにより脊柱との隙間へ指が入らないほど狭くなっていたり、僧帽筋と腰筋のつなぎ目がはっきりせず硬くなっていたりします。
 

脊柱起立筋と僧帽筋に中指を0.5センチほど引っ掛け、藁の束をかき分けるように振りながらほぐします。

両筋肉とも筋肉繊維が長くしっかりしているため、少しの引っかかりでもあれば、そこを支点として硬くなった束でもほぐしていくことが可能です。

ただし、それぞれの筋肉が持つ役割に関連する形式で適した角度があり、それを無視すればもみ返し等の反発を招きます。

例えば、脊柱起立筋は縦にまっすぐ180度とされてしまいますが、実際は背骨のカーブにそった角度が存在し、カーブを考慮してほぐしの角度を調整しなければなりません。

(平面の世界地図で2箇所を繋ぐ場合、まっすぐ引いた線が現実の最短距離にならない理屈と似ています。)-

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