◇立川市の仙骨矯正の専門院◇
整体やまつばき
アクセス | バス停 金比羅橋下車 徒歩3分 |
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営業時間 | 9:30~22:00 定休(月/金・午前) 祝日は営業します。 |
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コリは一般的に「硬い塊」だと思われがちです。
しかし、後述の通り、粘土のような弾力を持つコリもあり、必ずしもガチガチの硬さではありません。
コリの形状は、筋肉に沿った棒状であったり、隙間を埋める三角形であったり、覆いかぶさる平面であったりと千差万別で、コブ状の塊だけではないのです。
コリは痛みや不調を生じさせる悪者だとされ、コリを排除すれば調子が反転するとされていますが、この認識は間違いです。
コリは身体を助ける自己防衛機能として発生していることがあるからです。そのため、人間以外の哺乳動物(犬、猫など)にもコリがあらわれます。
コリには「応急処置的な役割」があり、疲労等で患部の筋力が低下し単体での仕事が困難となった場合、周囲の筋肉をコリでつなげることで半強制的に協力させます。
患部の筋肉が回復するまでの間、周りにフォローをさせる。コリは進化する過程で身に着けた「回復のメカニズム」の一つです。
コリが一部の範囲に収まっていれば、回復に伴い自然とコリは解消されていきます。
しかし、身体のあちらこちらから応急支援要請があれば、回復が追い付かなくなったり、痛みの出ている箇所を後回しにしたりと、回復の進行が停滞していきます。
とくに影響があらわれるのは自律神経です。
普段から体温調整、睡眠、消化等と仕事量が多いにも関わらず、そこに回復の優先順決めが加わればオーバーワークとなって機能不全を起こしてしまいます。
疲弊した筋肉と余力のある筋肉とを接合させることで、一定の筋力を確保する応急処置的なコリです。
なお、脊柱横の起立筋は線のように接合する、腰部は面のように接合するなど、部位ごとに接合の特性があります。
ただし、コリで接合された筋肉は動きが制限されるため、単体時のパフォーマンスを下回ってしまいます。
仕事、運動・スポーツ、姿勢維持と日々活躍する筋肉は、疲労と回復のサイクルを繰り返しながら状態を保っています。
しかし、繁忙な生活等で疲労と回復のサイクルが乱れれば、疲弊した筋肉と余力のある筋肉との間でパフォーマンスの格差が生じ、そのアンバランスさが身体能力の低下を招きます。
本来、動物は危機が迫った時にとっさの動きができなければ致命となるため、身体能力の低下を軽減させる働きをします。
その働きこそが、アンバランス差を抑える目的で、応急処置的に疲弊した筋肉と余力のある筋肉を接合させる「コリ」となります。
コリをほぐすだけでは不十分なのは、疲弊した筋肉が再び疲弊しない対処を別途に施す必要があるからです。その別途対処が仙骨矯正に代表される骨格バランスの調整です。
老廃物、むくみ等が一定の期間、患部の筋肉に留まり続けることで発生したコリです。筋肉は約80%が水分ですが、そこに余分な水分や老廃物が加わることで粘土化してしまいます。
むくみと誤解されますが、むくみは細胞間の隙間に溜まる比率が高いため、粘土の硬さまでとはいかず水っぽい硬さです。
なお、粘土状のコリは、鎖骨、脇の付近、膝裏、太腿とリンパ管の中継点、関節の近くに発生しやすいです。「詰まり」と表現されることもあります。
筋肉内の水分は、不要となった老廃物は回収し、代わりに新鮮な栄養素を含んだ水分を補給し続けなければなりません。
老廃物やただの水分の比率が高まれば、本来必要な栄養素を含んだ水分の比率が相対的に下がってしまいます。筋肉は若干肥大化して水分保有のキャパシティを増やしますが、それにも限界はあります。
なお、サウナで大量の汗をかいても老廃物は汗腺からほぼ排出されないため、粘土状のコリのコリを防ぐ手段として疑問があります。それよりも、詰まりを除く手段に注力した方がよいでしょう。
水分不足が慢性化していると筋肉に乾燥気味のコリが発生する場合があります。
硬いコリ、筋肉が元々硬め場合であっても、一定の弾力はありますが、乾燥気味のコリでは弾力そのものが乏しくなっています。
背中側の筋肉(起立筋、肩甲骨、腰、でん部ライン)にあらわれやすいです。
身体が必要とする水分で一番安定して吸収されるのは、「無色透明の水」です。
そのため、濃いめのお茶、コーヒー、ジュース等の混合物の飲み物を好み、水分補給のメインとしている場合、(脱水までとはいかなくとも、)筋肉に水分不足が発生することがあります。
筋肉の80%は水分ですので、ほぐしの基本では筋肉内の水分を利用します。
指圧等の液圧で、筋肉内の水分を移動させてコリを解いていきます。そのため、水分不足はほぐしの効率を著しく下げてしまいます。
コリの中でも厄介な部類に入るのが怪我の後遺症によるコリです。
機能が著しく低下した、または、機能をしなくなった筋肉や腱をフォローするために、通常とは異なる角度、深さ、形状のコリができます。
また、皮膚・筋肉の癒着、骨折の度合いによっても変化します。
怪我の程度が重く治療に数ヶ月以上かかったものほど、身体に様々な影響を残します。そして、怪我は必ずしも完治するわけではありません。
そのため、怪我は避けるべきであり、一度の経験が生涯にわたる悩みとなります。
例えば、筋肉の損傷で動きのバランスが崩れると、全身に及ぶコリが発生しますが、根本の改善は見込めないため、軽減を目的としたほぐしとなります。