◇立川市の仙骨矯正の専門院◇
整体やまつばき
アクセス | バス停 金比羅橋下車 徒歩3分 |
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営業時間 | 9:30~22:00 定休(月/金・午前) 祝日は営業します。 |
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背中側は強く大きく筋肉・骨が多いため、コリがほぐれる最適の角度や隙間を意識して行います。
上から押す、揉むテクニックだけではほぐれない筋肉や関節があり、振り、斜め方、反対側から引いたりするなど、固定観念に捕らわれず発想の自由度を持ったほぐしが重要です。
しかし、一般的な方法では、画一的な方法、ルートばかりを機械的に延々と繰り返えしており、ほぐしが不十分のままです。
とくに時間の長さでほぐれる訳ではない点(長ければよりほぐれるNG)に注意してください。
血流は約30秒で体内を一周するスピードがあるため、血行を流すルートを確立するほぐしの技術があれば、身体への負担を減らしつつ時間を短縮できます。
基本の型は、下記の①~③です。
ほぐす順序は、心臓からの流れを意識し段々と離れていく方が良く、参考例としては、首→起立筋→肩甲骨→腰→大腿→でん部→腰があります。
大きな筋肉と骨が存在する背面は、患部に対して何種類のほぐし方を試行できるかがカギとなります。
背面だけで十種類以上のほぐし方を駆使しており、症状や筋肉に合わせ、ほぐしの組み合わせの順番や繰り返しのパターンを臨機応変に変化させます。
うつ伏せ状態だと首の全体を確認できますが、一方で顎が引かれた状態となるため、首猫背の患者であれば、縮んでいたコリが一時的に伸びた状態となっています。
ただし、伸びた状態だろうとコリには違いなく、基本的には仰向けと同様のコリが若干伸ばされて薄くなった状態で存在しています。
コリを分類すると、後頭骨下辺ライン、頸椎下ライン、頸椎横ラインとなります。(仰向けと同様です。)
<代表的なコリ> ・後頭骨下辺ライン [Occipital bone under line] ・頸椎下ライン [C‐spine under line] ・頸椎横ライン [C‐spine side line] |
後頭骨下辺ラインでは、頭を前後に倒すときに動く部位に対して、ちょうど本人の手で触ったほどのサイズのコリがあります。
頸椎下ラインでは、頸椎の下に張り付くように、指1、2本の筋状のコリがあります。
頸椎横ラインでは、横に振り向くときに動く筋肉に対して、筋肉の筋を埋めるようなコリがあります。
仰向け状態であらわれていたコリがほぐれているとは限らないことに注意し、仰向け時と同様のコリを探します。
うつ伏せでの首のほぐしでは、患者に対する方向と角度を変えてアプローチする必要があります。
例えば、頸椎下ラインのコリをほぐす場合、患者の上側(頭部側)から力を加えるか、下側(背中側)からにするか、横側(首と平行)からにするかでほぐしの深さやほしの効果が異なってきます。
首のコリの状態によって様々な組み合わせを試す必要があるため、施術者の位置がコロコロ変わるのが面白いところです。
なお、患者を椅子に座らせて首をほぐす方法がありますが、患者の上からのほぐしが行いにくく、患者と施術者の高さが同じで角度がワンパターンになりやすいなど、ほぐし方としてお勧めはしません。
肩の状態と僧帽筋は切っても切れず首から肩、背中を覆う面積の大きな僧帽筋は大切です。
しかし、僧帽筋だけで肩が機能しているわけでないため、その下に存在する筋肉にアプローチする必要もあります。
覆っている僧帽筋のコリか、その下にあるコリなのかは、揉むだけのほぐしでは判別が難しいですが、判別しなければほぐせません。
コリを分類すると、肩の付け根、肩の上部となります。
<代表的なコリ> ・肩の付け根 [Shoulder joint point] ・肩の上部 [Shoulder upper line] |
肩の付け根では、頸椎7番と胸椎1番の付近に、骨に盛り付けたパテのようなコリがあり、小さくとも影響が大きいコリです。
肩の上部では、僧帽筋にそってコリがあり、裏にまで続いていることがあります。
肩を覆う僧帽筋がにコリがあるのか、その下の筋肉にコリがあるのかの判別は大切です。なぜなら、肩の筋肉は重なり合い層となっているからです。
基本的に面積が広い僧帽筋のような筋肉は部分のほぐしでは不十分で、揉みや牽引を混ぜながら伸ばしたり縮めたりしてほぐします。
一方で範囲は狭くとも強力なパワーのある肩の筋肉(挙筋、円筋等)は、指圧などでポイントを絞ってほぐす必要があります。
そのため、肩のほぐしでは、コリの種類によってほぐし方をスイッチしながらでないと効率が著しく下がってしまいます。
揉むだけでも指圧だけでも不十分であるがゆえに、肩のほぐしはけっして簡単ではなく、むしろ施術者の基礎力が試される部位です。
肩甲骨は骨が大きく目立つため、肩甲骨を先に動かせば、付近のコリが一斉にほぐれるという錯覚に陥りやすいです。
肩甲骨は大きな骨であり、肋骨との隙間があるがゆえに、周囲の筋肉とのくっつきが強く、可動域の制限が厳しいです。
少なくとも安易に肩甲骨を動かそうとすれば中途半場になりますし、力任せに動かせば筋肉の故障につながります。
コリを分類すると、肩甲骨の上、肩甲骨の内側、肩甲骨の外側となります。
<代表的なコリ> ・肩甲骨の上 [Scapula upper] ・肩甲骨の内側 [Scapula inside] ・肩甲骨の外側 [Scapula outside] |
肩甲骨の上では、上角のやや内側に動きを妨げるような、小さな石鹸程度のコリがあります。
肩の内側では、内側の骨にそって、隙間を埋めるコリが続いおり、起立筋とは違い斜めのコリとなります。
肩の外側では、外側の骨にそって、隙間を埋めるコリが続いており、僧帽筋のコリと見誤りやすいですが、コリのラインが骨よりになります。
肩甲骨をほぐす順序は、①肩甲骨周辺の筋肉のほぐし → ②肩甲骨の動かし となります。
肩甲骨周辺の筋肉にコリがあれば、肩甲骨の可動域に制限がでてしまい中途半端にしか肩甲骨を動かすことができません。それではコリのほぐしにムラができてしまいます。
肩甲骨の制限を無視して力任せに肩甲骨を動かしてしまえば、肩甲骨と連動する筋肉の故障につながり安全性が保たれません。
なお、肩甲骨のほぐしが不十分となりやすい箇所は、「肩甲骨の上部」です。覆っている僧帽筋に邪魔されてほぐせない場合が多くなります。
対処方法は単純で、患者より上側より僧帽筋の裏側をめくりながら、上角に向かって指圧をしていきます。
肩甲骨のほぐしの目安は、肩甲骨が引っ掛かりなく動かせる(加減しても動かせる)までです。
脊柱起立筋は1本の筋肉が縦に走っており、バイオリンの弦のように弾けるイメージとなりやすいですが、実際は幅が広く帯のようになっています。
そのため、少なくとも上・中・下と三分割してほぐす必要があり、ほぐし方もそれぞれ異なります。
コリを分類すると、起立筋の上部、起立筋の真ん中、起立筋の下部となります。
<代表的なコリ> ・起立筋の上部 [Erector spinae upper] ・起立筋の真ん中 [Erector spinae center] ・起立筋の下部 [Erector spinae lower] |
起立筋の上部では、肩甲骨とほぼ同じ長さのラインに、骨にそった盛り上がりのようなコリがあります。
起立筋の真ん中では、肩甲骨の下から腰椎との間に、台形の隙間があり、張り付く感じの盛り上がったコリがあります。
起立筋の下部では、腰椎にそった盛り上がりのようなコリがあります。腰部のコリと混同せず、起立筋のコリとして扱った方がよいです。
起立筋は帯のようなコリがギュッと縮こまっていることがあり、縦のラインを単純に指圧して揉んでもそれほどほぐれません。
まず、起立筋と密接に関連している胸椎から腰椎を、ほぐす側の反対へ牽引しておきます。人によっては側彎(そくわん)があるため、ほぐしの前段として重要なステップです。
起立筋の上部では、縮こまった筋肉の束をバラすようにほぐしますが、指を立てたやり方はせず、指のハラを引かけるようにします。肩甲骨の牽引なども活用します。
起立筋の中央では、バラすほぐし方は同じですが、肩甲骨の下に広がる部位を疎かにしないように気を付けます。
起立筋の下部では、腰椎横の筋肉が硬く反発も強いので、親指を起立筋の隙間に添わせるように指圧してほぐします。親指を立てて差し込む指圧は、痛みのわりに非効率です。
起立筋をほぐす順序に決まりはありませんが、最終的に起立筋がラインでほぐれるように仕上げるとよいでしょう。
腰部は、コリが腰の全体に広がっているイメージとなりやすいですが、実際は腰椎横と腸骨の上、仙骨との結合部といった特定の範囲にコリが集中しています。
しかも、バランスを維持するという腰の筋肉の性質上、負担が集中している箇所のコリをほぐすと、周囲が一緒に緩みます。
コリを分類すると、腰部筋膜群、腸骨ラインとなります。
<代表的なコリ> ・腰部筋膜群 [Lower back area] ・腸骨ライン [Ilium line] |
腰部筋膜群では、腰椎から腸骨にかけて「ハの字」にコリが広がり、腰椎と仙骨の接続部にもコリができます。
腸骨ラインでは、腸骨にそってコリがあらわれ、腸骨の隙間がはっきりしなくなるほどコリが盛り上がることがあります。
腰部の筋肉は硬くなりやすく、面積も大きく見えるため、ほぐしに多大な労力を払わなければならないと勘違いしがちです。
パランスの連動が強いためか、ほぐしのポイントを一転集中すれば効率を上げてほぐすことが可能となります。
腰部筋膜群のほぐしのポイントは、腰椎3番から4番のすぐ横にあります。凹みでありながら反発する弾力がある箇所があり、他とは異なる感触ですので慣れれば狙えます。
腸骨ラインでは、ちょうど腸骨のカーブの頂点あたりに同じような感覚の箇所があります。
そのポイントをほぐすと離れている箇所まで一緒にほぐれます。もし離れている箇所に何も変化がないならば、ポイントがズレています。
腰椎の隙間が狭まると、周囲の筋肉が押されたように固まるため、腰椎と仙骨間の牽引も組み合わせます。
でん部のコリと腰痛が密接に関連しているため、でん部は優先してほぐす部位となります。
女性と男性の骨盤や仙骨の形が異なるためか、女性の方がコリが深くなり、かつ、仙骨と尾骨付近にコリが集中しやすいです。
なお、男性は大転子や坐骨付近にコリが集中しやすいです。
コリを分類すると、でん部筋群、仙骨、尾骨となります。
<代表的なコリ> ・でん部筋群 [Hip area] ・仙骨 [Sacrum] ・尾骨 [Coccyx] |
でん部筋群では、坐骨の突起周辺にコリがライン上にあったり、大転子付近に比較的に硬めのコリができます。
仙骨では、仙骨の上や左右のキワにコリによる盛り上がりができます。
尾骨では、尾骨の先端から突起を包むようにコリができます。退化したとはいえ、コリの感触は動物の尻尾の先をつまんだ感じと似てます。
でん部は脂肪の比率よりも筋肉の比率が高く、コリが集中しやすい部位です。
ただし、個々の殿筋をほぐすという感じよりは、殿筋の隙間を利用してコリのラインごと手の指のひらでストレッチをかけていくことが基本となります。
でん部筋群では、最初は硬いコリが面で覆っている場合があるため、加減しながら肘を使ってクサビを打ち込むようにします。でん部の筋肉は他の部位より強く、初手が指だと突き指するほどです。
仙骨では、キワをつかみつつ振りなどで緩ませながら、引っ掛けるような指圧でほぐします。ポイントは仙骨3番から4番辺りの真ん中を狙います。
尾骨は、骨の形を意識しつつ尻尾の形状をはっきりさせるようにほぐします。人間の尾骨は既に退化しているため、指の第一関節に満たないほどの尻尾の凸となります。
うつ伏せの太ももは坐骨神経がはしる中央のラインにコリが集まっています。
当然。、坐骨神経痛を誘発するコリとなり、椅子に座った時の接触面に痛みを感じている場合は、坐骨神経に触れられる程度にはほぐしておきます。
コリを分類すると、坐骨神経ラインとなります。
<代表的なコリ> ・坐骨神経ライン [Sciatic nerve line] |
坐骨神経ラインでは、足先へと伸びる坐骨神経にそったラインに神経を包むようなコリができます。
坐骨神経を意識する必要がありますが、厚い筋肉に包まれて保護されているため、筋肉の隙間を使いながら、圧とストレッチを繰り返してほぐしていきます。
ただし、太ももの真ん中は感覚が鋭いため、やや内側・外側ラインを使います。
でん部と近い坐骨神経の突起の内側から太ももにかけてほぐしていきことも有効です。
膝裏のやや内側にスジのようなコリができ、ほぐすと身体全体に響くような刺激痛があらわれます。
膝の動作を邪魔するコリになるほど、大きくスジが硬くなります。
コリを分類すると、膝裏となります。
<代表的なコリ> ・膝裏 [Knee back] |
膝裏では、本来は何もなく凹みがある部分に対して、逆に盛り上がるほどのコリができます。
仰向け、うつ伏せの両方でほぐす方法がありますが、どちらにせよ膝を曲げた状態でほぐします。
スジに似たコリは刺激による痛みが発生しやすいですが、膝裏のコリは血行・リンパの中継店となることからもほぐさなければなりません。
指圧の痛みとさすりによる中和を組み合わせながら力を加減してほぐす必要があり、ほぐしの基本を駆使する部位です。
ふくらはぎは歩行の衝撃や負担を緩和する縁の下の力持ちであり、バランスから血行の改善に利用できる特徴があります。
腰痛とともにふくらはぎが頻繁にツル場合は、とくに注視する必要があります。
コリを分類すると、膝裏となります。
<代表的なコリ> ・膝裏 [Knee back] |
ふくらはぎ裏では、全体が骨に張り付く感じでぺったりとした硬いコリができます。
骨に張り付くようにコリ固まっているため、骨から剥がすようにほぐしていきます。
もともとポンプ運動をするほどの柔軟性と伸縮性を持ち合わせていることから、骨との隙間を空けるだけでも全体が自然とほぐれるほどです。
ふくらはぎの内側と外側をほぐし、手でくぼみが確認できる程度にします。
足裏のツボが有名ですが、ツボ押し=足の裏のほぐしではない点に注意ください。
土踏まずの状態ばかりを意識せず、足の指の開きや関節の縮みを確認します。
コリを分類すると、膝裏となります。
<代表的なコリ> ・足裏 [Foot Sole] |
足裏では、土踏まずにコリが集中します。ツボ押しによる刺激が必ずしも、足裏のほぐしではあ
りません。
足裏はツボがたくさんあり、様々な症状に対応できることは有名です。
一方で足裏をほぐす方法が指圧のみだと思われている節があり、有名すぎるツボ押しのイメージが先行してしまっています。
単純に、足の指と踵までの筋肉は動きの上でもつながっているため、まずは足の指を使ったほぐしが有効となります。
靴を履いて縮んだ足指の間隔を広げ、足指の関節を牽引して伸ばすだけでも足裏全体がまんべんなくほぐれます。