◇立川市の仙骨矯正の専門院◇

整体やまつばき

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股関節操体
(STOP&GOストレッチ)

股関節の硬さや引っ掛かり、股関節痛など

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股関節操体(STOP&GOストレッチ)の有用性

Abstract

股関節は、強靭な靭帯と太い骨で衝撃に耐える硬直さと、様々な角度への繊細な動きをする柔軟さといった二面性を持ち合わせています。

突発的な怪我や累積した負担によって股関節の耐久度が下がるか、柔軟な動きができなくなると、股関節の二面性のバランスが崩れます。

その状態では、痛みが長引き、繰り返えすリスクが高まります。

股関節の痛みの解消には、股関節の強度と柔軟さの両方を保つ必要があります。

股関節の二面性
硬直性 衝撃から耐える硬直さ
(関節・筋肉の強度)
柔軟性 繊細な動きをする柔軟さ
(関節・筋肉の柔らかさ)

 

・股関節操体(STOP&GOストレッチ)

股関操体は、股関節の柔軟さを確保するために行います。

ただし、バレリーナ(Ballerina)のような柔軟性をつくるためではなく、可動域において「引っかかり」がなく、ゆっくりでもスムーズに動かせることを目的として行います。

患者が力を込めて動かす足を均衡する力で停止させ(STOP)、一気に開放すること(GO)で、(痛みを感じるほどの強引な力を加えずとも)引っかかりをスムーズにすることができます。

なお、他人の力でいくら動かしても関節や筋肉は発達しないため、股関節の強度を保つには、患者本人がトレーニングをするしかありません。

股関節の痛く歩けないからといってトレーニング(リハビリ)を放棄すれば、柔軟性をいくら確保しても痛みは一向に解消されないでしょう。

股関節操体
(ストレッチ)
可動域 腰・臀部の筋肉
あり 緊張が緩和 ↑
なし 緊張の緩和なし

・股関節痛が派生するプロセス

股関節は歩行起点となるため、関節の引っ掛かりや硬さによる可動域の制限が起きていると、歩行時の左右の揺れ、歩幅のズレなどの影響がでてしまいます。

姿勢に影響がでる段階まで進むと、重心がブレてしまい、左右の加重がアンバランスになってしまい本来の動作ができなくなります。

さらに状態が進むと、仙腸関節やでん部、坐骨神経といった骨盤周辺への負担が慢性化していき、痛みや違和感につながっていきます。

  事象 症状例
起因 股関節の
可動域の制限
旋回しにくい、
前・後ろに上げにくい等
経過① 歩行への
影響
前傾・後傾、左右振れ、
すり足(小股歩行)等
経過② 姿勢の
重心のブレ
上下左右への
アンバランス
発生 骨盤周辺の
痛みや違和感
仙腸関節の痛み、腰痛、
でん部痛、坐骨痛等

1.股関節の可動域のチェック方法

股関節の可動域チェックでは、動作を ①内側への引き上げ動作②外側への引き上げ動作③旋回運動(左回り、外回り)の3つに分類します。

それぞれの動作における股関節の引っ掛かりや、可動域の制限の有無を確認します。
 

① 内側への引き上げ動作

膝を内側へ向け、臍(へそ)方向へゆっくり引き上げます。

腰痛、仙腸関節痛が疑われる場合、内側の引き上げ動作でピリッとした痛みを伴う引っかかりがある可能性があります。

引っかかりを無視して強引に上げる、急に上げたり戻したりすると、腰椎や腰付近の筋肉に負担がかかり故障する危険があります。

② 外側への引き上げ動作

膝が外側へ向け、カエル開きのようにゆっくり引き上げます。

ただし、両足の同時カエル開きは、股関節が硬い方への負担が大きいため、片足ずつ行います。チェック側の足を引き上げるときに、反対側の足が浮かないようにします。

(股関節が硬い場合、引き上げ時に、反対側の足が引っ張られて上がってしまいます。一見スムーズに上がるように見えますが、正しい確認ではありません。)

③ 旋回運動(左回り、右回り)

左回り、右回りと股関節を数回ほどゆっくり旋回させます。

引っかかりの有無と、股関節の開きの最大角度から可動域を確認します。

(引っ掛かりを無くそうと何度も回したり、可動域を広げようと強い圧をかけると、股関節だけでなく腰にまで負担がかかるため、注意が必要です)

2.股関節への施術

股関節の硬さや動作の引っ掛かり、可動域の狭まりからくる腰の痛み、でん部周辺や仙腸関節の痛みは、トリガーポイント(Trigger Point)坐骨神経・膝裏ラインを意識した操体(STOP&GOストレッチ)でのアプローチが重要となります。
 

STOP&GO ストレッチ

患者に足を上げる、手を伸ばすなどの動作をしてもらい、施術者がその動作の途中で停止させます。(施術者による動作停止中、患者は動作を継続するよう力を込めます)

施術者が停止を解除し、患者が動作終了まで一気に動かします。

患者が、「力を込める」→「一気に開放する」感覚で動作させなければなりません。

トリガーポイント(Trigger Point)

押すと痛みを生じるスポットであり、帯状の張った骨格筋繊維中にある過敏に反応するポイント。このスポットは圧迫すると痛みを伴い、場合によっては特徴のある痛み、圧痛、運動機能低下、自律神経反応を引き起こす可能性があります。

ただし、スポットの過剰反応を意図的に利用し、指圧や操体、ストレッチ等を仕掛けることにより、様々な筋肉のほぐしに応用できます。

2-① トリガーポイント(Trigger Point)と関連した股関節操体

股関節操体(ストレッチ)
頭部へ動かす股関節操体(ストレッチ)

頭部に向かって負荷をかける
3つの角度で行う

トリガーポイントとの関連付けた操体(STOP&GOストレッチ)とは、筋肉が過剰に反応するポイント特定の動作を紐づけしたアプローチのことです。
 

トリガーポイントには、腰痛に関連する腸骨稜ライン、腰部筋膜群、殿筋があり、基本の対処法のとしてストレッチが提示されています。

ただし、通常のストレッチでは「本人命令でしか動かせない筋肉」がほぐしにくいため、本人の動作と連動させる "操体(STOP&GO)" という技術を使用し、ほぐしの範囲を広げます。

・3つの角度(0度,45度,90度)の股関節操体

3つの角度(0度,45度,90度)で太ももをそれぞれ引き上げる操体であり、股関節を引き上げる筋肉の緊張を緩めます。
 

1.0度の股関節操体

  1. 患者の太ももを0度の角度であげる
  2. 患者(本人)の顔に向け、自力で太ももを引き上げる
  3. 施術者が途中で抵抗をかけ、ひと呼吸停止させる(患者は引き上げを継続)
  4. 施術者の抵抗を解き、自力で最後まで引き上げる

※1.~4.を3~5回繰り返す

2.45度の股関節操体

45度の角度で1.~4.を3~5回繰り返す

3.90度の股関節操体

90度の角度で1.~4.を3~5回繰り返す


2-② 股関節と踵(かかと)を連動させたストレッチ

股関節と踵を連動させた
操体(ストレッチ)
かかとを落とす股関節操体(ストレッチ)

踵から膝、股関節まで直線にし
踵落としの要領でいっきに落とす

踵から膝、股関節までは連動しており、それぞれの関節と筋肉の均衡が維持されていることが大切です。
 

しかし、仙腸関節を含めて腰周辺に不調を抱えている人の場合、下肢の連動が不均衡になっており、無意識化の動作にバラつきがでていることがあります。

そこで股関節と足下の関節を連動させるための操体(ストレッチ)を用います。
 

・踵を落とす股関節操体

踵から膝、股関節までを一直線にし、いっきに落とす操体であり、股関節を含めた腰周辺の筋肉の緊張を緩めます。

※踵の落下先にはクッション等をしき、衝撃緩和させること

  1.  患者の股関節から踵までを一直線とする
  2.  上記の状態で、患者の足の位置を高く上げる
  3.  患者自身の力で、踵から下に落とす(踵落とし)
  4.  施術者が途中で抵抗をかけ、ひと呼吸停止させる(患者は踵落としを継続)
  5.  施術者の抵抗を解き、自力で最後までドンと落とす

※1.~5.を3~5回繰り返す

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