◇立川市の仙骨矯正の専門院◇
整体やまつばき
アクセス | バス停 金比羅橋下車 徒歩3分 |
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営業時間 | 9:30~22:00 定休(月/金・午前) 祝日は営業します。 |
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首のコリが重度化すると、日常生活に支障がでる症状へと進行するリスクが高まります。
確かに首コリによる脳への血流低下が引き起こす症状は多いですが、首の固定化による不調も見逃せません。
首をコルセットで固定した場合の違和感や圧迫感が常時起きている状態と似ています。
以下の症状が併発している場合に、「首コリが重度化した状態」だと判断します。
体液循環 | ・脳への栄養素と酸素を含んだ血液の送り上げ、老廃物と二酸化炭素の送り下げ ・リンパ液、脳脊髄液の循環 |
可動域 | 上下左右、前後、斜めと、状況に応じて動く柔軟な可動域 |
姿勢維持 | 歩行や、立位・座位の安定を維持する首の姿勢 |
首の基本機能である「体液循環」、「可動域」、「姿勢維持」のいずれかに低下がみられるケースです。なお、同時に症状があらわれるほど重度化します。
体液循環の低下では、覚醒時の脳が調子を維持するための大量の栄養素と酸素の不足と、消費に伴う老廃物の大量排出の回収が滞り、頭痛やめまい、不眠、常時の寝不足感のトリガーとなるリスクです。
可動域の低下では、左右上下、斜めの方向に不均等が生じ、例えば、右は向きやすいが左は向きくいなどの症状がでます。一方ばかりを使い続けるなど、負担を増す癖が付くリスクとなります。
姿勢の維持の低下では、前倒れ(後ろ倒れ)、中心線の維持が難しくなり、バランスが崩れるリスクとなります。例えば、首を寝違えると、全ての動作がギクシャクしてアンバランスとなります。
頸部の違和感、圧迫感により、日常生活に支障がでているケースです。
首の動作に違和感があるにもかかわらず、医療機関の画像診断では、特別な異常が診られないことがあり、さらに患者の不安が増す要因となっています。
また、首を他人に触られたような圧迫感を感じる場合があり、こちらも同上です。
もちろん原因は様々ですが、診断が曖昧なグレーゾーンな痛みの場合は、首のコリや頸椎の詰まりがトリガーとなる可能性があります。
首の不調が、脳と関連する不快症状のトリガーとなるケースです。(「首の基本機能の低下」と関連します)
脳は不快症状にデリケートですが、一方で、患部の症状を正確に表現できずに、他の表現方法で顕在化させる場合があります。
例えば、何回買い替えても枕が合わない、不眠の頻度が多い、天候変化で頭痛がでるなどです(※)。
※ただし、脳に関連する症状は、まず医療機関を受診してください。
なお、首の血行の低下が注目されがちですが、頸椎の可動域が狭まるなどの動作的要因も症状のトリガーとして無視できない影響があります。
首は、血管、筋肉、神経、気管と、あらゆる面で生命維持に関係する急所ですが、人間は他の動物と比べて耐久力よりも機能性を追求して進化したためか、華奢な構造となっています。
脳をトリガーとする不調から、自律神経の乱れ、呼吸の浅さまで、首経由の健康障害が発生するリスクが常にあり、施術の優先順位が非常に高い部位となります。
頸動脈と頸静脈を圧迫するコリをほぐして血流を活性化させることで、脳への栄養素と酸素の供給(汲み上げ)、および、脳が排出する老廃物と二酸化炭素の回収(汲み下げ)をスムーズにします。
ただし当たり前ですが、首がコリでガチガチに硬くなったからといって血流が半減する訳ではありません。せいぜい数パーセントです。
しかし、大量の消費と排出を行う脳が相手となると、その数パーセントが機能を減退させ様々な不調のトリガーとなります。
頸動脈と頸動脈の血行改善では、血管ラインと重なる頸椎に張り付くコリや、鎖骨下静脈と交わる部位のほぐしを重点的に行います。
首がコリのコルセットで盛り上がり凹凸が乏しくなっている場合は、隙間が開くようにほぐし、頭部と肩をまるで硬い紐でつなぐ突っ張ったコリは、伸びるようにほぐします。
頸椎を支える4ラインは、蓄積された老廃物のコリで筋肉の隙間が埋まり、首全体が太く見えるほどに盛り上がります。(女性でも首が筋肉が付いたように太くなります。)
しかし、首には頸動脈・頸静脈という太い血管が並行しているため、コリの塊が血行で削られるように指圧をかけることで、比較的早くほぐすことができます。
また、頸椎に対して筋肉のラインが斜めになっていることを意識します。
頭痛や鼻づまり、目の疲れに影響するコリです。
胸鎖乳突筋の全体をつまんで引っ張ってもあまり意味がなく、それよりも、後頭骨と頸椎の境目の△地点(三角の凹み)を狙います。
力任せに患者の頭が大きく傾くほど指圧してはいけません。(ほぐそうと押し込む施術者は危険です)
なお、Trigger Point(痛点)が多数集まるポイントとなり、首のほぐしでは優先度が高い箇所です。
気管の付近であり呼吸に影響するコリです。
大きくはありませんがしつこいコリが付きやすい部位ですので、気管を意識しつつラインを意識してほぐします。
力任せに咳き込むほど指圧してはいけません。(喉を刺激するほど押し込む施術者は危険です)
首の左右の動きや耳下リンパの流れに影響するコリです。
側面に壁のようなコリが付きやすい部位ですので、ラインが感じられるまでほぐしていきます。
力任せに患者の頸椎に痛みを感じるほど指圧してはいけません。(ほぐそうと骨まで押し込む施術者は危険です)
ストレートネックや肩こりに影響するコリです。
コリで硬くなり頸椎後面より頸椎に触れられない場合は、軽く触れられるぐらいまでほぐしていきます、。
力任せに患者の首が持ち上がるほど指圧してはいけません。(ほぐそうとして顎が高く上がほど押し込む施術者は危険です)
7つの椎間隔が正常な頸椎ならば、バネのような伸縮、左右へのスムーズな振り向き、斜め方向への捻りがスムーズに行えます。
しかし、ストレートネックにより椎間隔に余裕が無くなった頸椎は、どれか一方向か、または、すべての動きで引っ掛かりが起きています。
ちょうど首にコルセットを巻き付けたような筋肉のコリで慢性的に圧迫され、柔軟性の感じられない動きや血行の低下により顔色が優れない場合があります。
首の状態は悪い方に数段階の進行をしているとも言え、慢性的な不快症状に悩まされる前に、以下のプロセスを行うことが重要です。
後続のプロセスを行う前提として、頸椎周りの筋肉のコリをほぐします。(前述の「頸椎の4ラインのほぐし」を参照)
頸椎の動きを阻害するコリをほぐさずに、首の牽引などの椎に負担をかける施術を行うと、効果が著しく下がるばかりか、場合によっては首を痛めることになります。
詰まった頸椎の間隔の改善を目的に行います。
また、頸椎の詰まりが、神経伝達の阻害やバランス感覚のズレのトリガーとなっている可能性があるため、歩行のグラつきを感じている患者に用いることも可能です。
ただし、ストレートネックが進行していたり、骨格的に首の間隔が狭い患者の場合は、力任せに行わないよう細心の注意を払います。
頸椎だけでなく、肩甲骨を併せてスムーズにする施術を行います。
ストレートネックでは肩周辺に影響があらわれているケースがほとんどです。
肩の状態(とくに肩甲骨の動き)が悪いままであると、肩から首への逆流現象が発生して、首の状態をマイナスのベクトルに向かわせます。