◇立川市の仙骨矯正の専門院◇
整体やまつばき
アクセス | バス停 金比羅橋下車 徒歩3分 |
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営業時間 | 9:30~22:00 定休(月/金・午前) 祝日は営業します。 |
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当院が定義する身体の歪みは、「仙骨矯正:S.O.T」に則り、仙骨(仙腸関節)をトリガーとして筋骨格に派生した歪み・崩れとなります。
そのため、身体の損傷、整形手術、病気による変異など、筋骨格の調整能力を超えた歪み・崩れは対象外です。
身体のあらゆる感覚器官は、さまざまな情報源(身体の動きや向きを伝える内耳内の感覚、安定性を維持する筋肉、靭帯、腱の反応)からデータを収集します。
それら感覚器官が収集したデータは、無意識下で脳に絶えずフィードバックされ、動作やバランス、立体空間における位置等の調整に反映されます。
ただし、その調整は、理想の設計図にそって行われるというより、突貫工事で現状に間に合わせる状態に近いため、効率的でない動作やバランスを内包させます。
例えば、疲労した筋肉、硬くなった靭帯の情報がフィードバックされれば、(非効率な動作になろうと)身体の故障回避を優先した調整をします。身体の歪みの根本は、脳へのマイナスのフィードバックの蓄積とも言えます。
そのため、身体の歪みを脳の意識から改善させる方法は非効率です。
まずは感覚器官がマイナスのフィードバックを脳に送らなくて済むよう患部の状態を改善させる行為を優先させ、意識改善はその後にすべきです。
身体の歪みは、歪みの進行度(バランスの崩れ具合)に応じて、Category1(歪み分類1) ⇒ Category2(歪み分類2) ⇒ Category3(歪み分類3)と大きく3つの段階に分類します。
なお、S.O.Tマニュアルに定義されている骨格バランスの特徴と、現在の身体にあらわれている症状(筋肉の緩み・緊張等)から判定します。
ピサの斜塔が倒れないように、ある程度の歪みならば骨格や関節、筋肉でフォローする事ができます。しかし、本来のバランスではないため、フォローによる不都合が歪みとなってあらわれます。
人間は様々な姿勢に対する優れたバランス調整能力を備えていますが、その能力の範囲を超えると途端に無力です。
一つの動作ごとに様々な運動連鎖が発生し、各々の部位や反射を使い分けバランスを自動調整しています。
しかし、自動調整はマイナス要因が重なることで、本来の働きが低下することがあります。
・骨の強度
骨の役割として、衝撃の吸収から軽減、筋肉の負担、内臓の位置関係まで多岐にわたり、まさに縁の下から支えています。そのため、運動不足や偏食などで骨の強度が下がると歪みのリスクが高まります。
また、加齢で骨が変形すると歪みの解消は絶望的です。健康寿命を保ちたいならば、骨の強度は最優先で守りましょう。
・関節
骨と骨つなぐ関節は、ミリ以下の単位で体勢を維持する柔軟性と可動域の制限(硬化性)を持ち合わせています。
柔らかければ良いと考えがちですが、姿勢維持する硬さ(関節強度)もバランス維持に大切な機能です。そのため、運動不足で関節が衰退すれば歪みを進行させます。
・筋肉
要となるのは二足歩行の姿勢を維持する筋肉(姿勢筋)であり、重力に反発する筋肉です。
姿勢の悪いアスリートは意外に多く、「筋肉が強い=姿勢が良い」ではありません。姿勢を意識せずに自分に楽な姿勢を取り続けると姿勢筋が衰退し歪みの進行を早めます。
・内臓
内臓の調子は身体の歪みに影響します。回復可能な不調ならば歪みにそれほど反映されませんが、重度の疾患、損傷は話が別です。
内臓には健康時の適正な重さが存在し、元のバランスはその重さで形成されます。
分類 | 状態 | |
Normal | 身体の歪みがほぼない状態 成長期の食生活や生活習慣、怪我の有無が歪みに影響あり | |
↓ ↑ | ||
CAT1 | 前後の傾きが歪みとしてでやすい状態 循環の低下によるむくみがでる可能性があり | |
↓ ↑ | ||
CAT2 | CAT1の歪みに合わせ、左右の肩、腸骨の高さに歪みがでやすい状態 姿勢による疲労や部位の不快症状がでる可能性があり | |
↓ ↑ | ||
CAT3 | CAT2の歪みに合わせ、中心線より左右への傾きがでやすい状態 歩行の乱れ、深い位置の関節の痛みなどがでる可能性があり |
身体の歪みの進みによって3段階に推移し、歪み(バランスの崩れ)ごとにカテゴリが分類されています。
当初は、Nomal であった身体であっても、内的要因や外的要因により変化し、CAT1→CAT2→ CAT3 と歪みが進んでいく場合があります。
歪みのある身体はバランスによる負担のリスクが高まるため、調整と矯正を繰り返しつつ、CAT3→CAT2→ CAT1 → Nomal となることを目指していきます。
なお、バランスの変化に順応できる期間(慣れる期間)は、現在の筋肉の量や質に比例するので、下記の事項が影響します。
・食生活 ・運動習慣 ・睡眠の質
・肥満体型 ・実年齢 など
年齢を除けば、個人で改善できる内容となります。早期の改善を目指すなら、周囲に頼るだけでなく本人の日々の積み重ねが大切です。
前の傾き ⇔ 通常 ⇔ 後ろの傾き
CAT1は歪みの初期であるため、自身のバランスの歪みに気付かない場合がほとんどです。
とくに鏡は正面に据えて見るため、前後の傾きは分かりにくくなりますし、施術者が横に立って確認しなければなりません。
・傾向1:身体の傾き
バランスの安定した状態(Normal)より、前側か後ろ側に傾き(Sway)が発生すると、バランスが CAT1 の段階に進んだと判断できます。
・傾向2:部位のむくみ
身体のバランスはそもそも、呼吸作用( respiratory system )と関係があると言われており、 “体液の循環” とも深く関係します。
そのため、身体にむくみがあらわれている場合、CAT1以降に歪みが進んでいる可能性があります。
左右の肩や腸骨の高さに
差が生じやすい
CAT1では発見しにくかった特徴が顕著になっていきます。
CAT2では、CAT1の状態に合わせて骨格の歪みや筋肉の不均衡さ、動作の変化などがあらわれやすくなります。
・傾向1:肩 or 腸骨の高さのズレ
左右の肩の高さにについて、どちら側が高くなっているかを確認します。コリによる隆起に惑わされる場合があるため、見た目だけで判断するのではなく、鎖骨に手を添えて骨の位置でチェックします。
左右の腸骨の高さについて、どちら側が高くなっているかを確認します。脂肪が付きやすいこともあり、肩の高さと同様に腸骨に手を添えて骨の位置でチェックします。
・傾向2:靴底の減り方 or 靴の崩れ
靴の減り方としては、①踵側が余計にすり減っている、②内側よりも外側がすり減っている、③片足側のみが余計にすり減っているなど、靴をひっくり返せば分かる情報です。
靴の崩れとしては、①左右どちらかに靴の形が偏っている、②親指部分付近が変色、傷がある(階段等で足が上がりきらず引っかかっている)など、靴全体の眺めて確認します。
なお、夏場はサンダル等のシーズンしか使用しない履物が増えるため、確認しにくいです。
・傾向3: 左右の筋肉の状態のバラつき
筋肉は左右で同じように動くわけでなく、歪みがある場合は不均等な動きとなりがちです。そのため、肩甲骨周辺や腸骨稜(骨盤上部)、でん部、ふくらはぎに左右差があらわれやすくなります。
硬くなっている筋肉の部位とともに、緩みすぎてる部位も合わせて確認することが大事です。
・傾向4:(動作)足を組む or 片足重心で立つ
足を組む原因として、骨盤の歪みを足を組むことで安定させることがあげられます。
片足重心で立つ原因として、足の長さの左右の差、肩や腸骨の高さを偏りによって合わせていることがあげられます。
CAT2よりさらに歪みが進んだ状態
CAT2より歪みが進んだ状態は、「その他のカテゴリー(歪みが分類しきれない)」に属するという意味でもあり、姿勢の傾向や様々な症状を包括的に判断する必要があります。
CAT3は、CAT2以降の全てであり、まだ歪みを分類しきれていないカテゴリーだと言えます。(CAT4はまだ認められていません)
ただし、よく見受けられる傾向が3つほどあるため、まずはチェックするポイントとします。
・傾向1: 中心線のズレ and 肩、腸骨の高さのズレ
CAT2の腸骨の高さのズレとともに、頭の位置が中心線より左右のどちらかにズレることがあります(CAT3の図を参照)。
また、CAT2と明確に分けることができませんが、骨盤の捻りが合わせてでる場合があります。
しかし、脳のバランス補正や視覚補正により、そのバランス状態で維持されるようになります。
・傾向2:姿勢感覚の欠如
姿勢感覚の欠如(absence of postural sense)の主体は筋肉や腱、関節の組織体です。
通常ならば姿勢維持に対して反射や防御反応、動きの制限、強弱の調整などの機能が自動で行われますが、それらの機能が一部欠如する場合があり、歩行のグラつきや長時間の姿勢維持の困難さにつながりることがあります。
・傾向3:X脚 or O脚 の程度
誰でも少なからずX脚(valgus)やO脚(varus)の傾向がありますが、足の形が明らかに変わっているならば、CAT3の状態に近くなっている可能性があります。
なお、CAT3よりCAT2の状態に変化したからといって、X脚やO脚が解消されるわけではありませんが、状態が改善される可能性はあります。
身体には個性がありますが、各々の部位の位置や形が大きく変わるものではありません。
そのため、①部位ごとの歪みの基準を定義すること、②共通化した確認手段を用いることにより、確認者によるバラつきを防止し判断基準の整合性を保つことができます。
身体のバランスには法則が存在します。
例えば、心臓のある左側の手足が短くなりやすいため、逆に右側が短かったらバランスの崩れが大きい可能性がある。顔は右側が下がりやすく、年齢が進みにつれて顕著になりやすいといったことです。
法則を判断基準に加えることで、その後のバランスの経過や症状の変化の予想に役立てられます。
身体の歪みと顔の形は関係するため、顔だけ整っていることはまずない。
基本的に身体を整えることで顔が整いやすくなる。
部位 | 確認ポイント | 手段 |
目(eyes) | 左右 目の開き | 目視 両手の指 |
耳(ears) | 左右 耳の高さ | |
口(mouth) | 口元の開き | |
頬骨(cheekbones) | 左右 頬骨の位置 | |
歯(teeth) | 歯並び | |
顎(chin) | 顎の盛り上がり |
上肢を使った作業は多いため、普段の生活の影響がでやすい。
なお、改善には姿勢(form)が先、筋肉トレーニングは後である。筋肉があっても猫背な人は多い。
部位 | 確認ポイント | 手段 |
首(neck) | 首猫背 | 目視 |
肩(shoulders) | 左右 肩の高さ | 手合わせ |
肩甲骨(scapulas) | 左右 背骨との距離 | |
腕(arms) | 腕の長さ | 目視 |
二足歩行である人間は下肢への負担比率が当然高くなり、関節(股関節から足首、足の指まで)にその影響があらわれやすい。
部位 | 確認ポイント | 手段 |
骨盤(pelvis) | 左右 腸骨の高さ・傾斜 | 骨盤倒し |
ひざ(knees) | X脚・O脚 | 目視・測定 |
足首(ankles) | 左右 足の開き(逆ハの字) | 目視 |
足(feet) | 足指の変形 | |
足全体(legs) | 左右の足の長さ | 足合わせ |