◇立川市の仙骨矯正の専門院◇
整体やまつばき
アクセス | バス停 金比羅橋下車 徒歩3分 |
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営業時間 | 9:30~22:00 定休(月/金・午前) 祝日は営業します。 |
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リンパドレナージュは、リンパを循環させる仕組みを理解することが大切です。
とくに動脈と静脈で交差する血液循環と異なり、末端から心臓(鎖骨下静脈)まで一方通行な流れを意識する必要があります。
端的に言えば、心臓までのリンパ管のルートと流れの方向、そもそものリンパが流れる仕組みを意識せずに行うと効果が薄いということです。
リンパ系(Lymph system)は、リンパ液、リンパ管、リンパ節と体中に広く分布しているリンパ組織から構成されます。
血行と違う点は、血液は心臓の拍動によって全身に送り出されますが、リンパ液は骨格の伸縮、呼吸、平滑筋の収縮を利用します。
なお、鎖骨下静脈(心臓方向)へ流れますが、血液のように動脈から静脈に移って心臓に戻る循環ではなく、毛細血管から染み出た液体成分を毛細リンパ管で吸収し一方通行で心臓まで流れます。
骨格筋が伸縮したときに、まわりのリンパ管が圧迫され、心臓の方へ押し出される呼吸による
胸の筋肉の収縮と弛緩が胸郭内の圧力変化を生じさせ、圧力変化により流れをつくる
リンパ管の周囲の平滑筋(内臓や管の壁に存在し自律神経で収縮)により流れをつくる
リンパドレナージュ(Lymph drainage)とは、「リンパの循環を促すテクニック」の総称です。
リンパドレナージュといえば、マッサージ系となり、オイルマッサージ、リンパ節の押し上げ等が主流ですが、それらはリンパ循環を促す数あるテクニックの一つのであり、「リンパドレナージュ ≒ リンパマッサージ」ではありません。
ヨガやエクササイズ系による筋伸縮運動によるリンパ液の流し、ほぐしによるリンパ停滞をさせるコリの詰まりを解消すも、広義の意味でリンパドレナージュに含まれます。
<リンパドレナージュの例>
マッサージ系 | 手のひらや機械で患部をさすりる、圧をかけ押し出す |
ヨガ・ エクササイズ系 | 筋伸縮によるポンプ運動よってリンパ液を流す |
当院では、「リンパを停滞させるコリの詰まり」のほぐしを重視しています。
コリや詰まりがある患部をさすったり、筋伸縮運動を加えても、リンパが流れにくいまま状態のままであれば効果が半減してしいます。
リンパ循環を阻害するコリと詰まりをほぐしておき、その状態で患部のさすり、操体法(静動ストレッチ)を取り入れることで効率的に施術します。
・当院のリンパドレナージュ
重視 | 内容 |
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詰まりのほぐし | リンパ管のルートに存在するコリを解消し、流れを改善する |
さすり上げ | 心臓方向にリンパを送り出す |
牽引法 | 牽引で椎骨の可動をあげ、骨格の伸縮を促す |
操体法 | 操体法で関節の可動をあげ、骨格の伸縮を促す |
リンパ管は呼吸や関節・筋肉の伸縮、皮膚圧迫等の外圧によって全身を循環させます。
強力なポンプ(心臓)で押し流される血液に比べるとリンパの流れるスピードは遅く、ウサギと亀です。
しかし、リンパ循環で大切なのは、速く流す速度ではなく、遅い速いはあれど、停滞せずに流れ続けること(淀ませないこと)となります。
そのため、ガンガン流すように押し出すマッサージ、きつく締め付けるグッツ、温熱で温める行為を、血液とリンパの差を意識せずに行えば、不十分な効果となってしまいます。
リンパドレナージュでコリやつまりをほぐす場合、患者自身が日々の生活の中でリンパ循環を維持できる下地をつくることが先です。
リンパ管が通るルートに対して、リンパの流れを阻害するコリとつまりがあれば解消させていきます。
患部のほぐしの目安(どのくらいの状態にするか)については、患者の自然呼吸、30分程度の歩行により、リンパが鎖骨下静脈まで停滞せずに流れるかを基準とします。
リンパ節が老廃物のろ過や免疫に関係することから、リンパの拡大解釈が多々見受けられ、不調に悩む患者に過度の期待を抱かせてしまう場合があります。
・主な拡大解釈の事例
ダイエット | 老廃物(毒素)の排出と、代謝UPにより痩せやすくなる |
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脂肪成分の多くはリンパ管を経由して動脈から全身に運ばれますが、脂肪成分は毒素ではありませんので排出されません。また、リンパ循環は呼吸、平滑筋の収縮、骨格筋の伸縮といった省エネで行う仕組みですので、エネルギー代謝UPは期待できません。 |
若返り | 皮膚、体内年齢が蘇る |
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老廃物の吸収とろ過をしますが、全体の15%程度であり、残りのほとんどは静脈に戻ります。健康診断で問題のでた血液の状態改善をした方がよっぽど効果的です。 |
大病の治療 | 癌や免疫疾患等を自然治癒させる |
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リンパの免疫機能では、病原菌、がん細胞、ウイルスまでを血液に流す前に浄化させることが主です。ただし、その免疫機能を何らかの理由で突破して病気となっている以上、化学的な治療無しで自然治癒に向かうかは疑問があります。 |
リンパ循環では、細胞が吐き出した老廃物や毛細血管から染み出たたんぱく質を、毛細リンパ管で吸収して、再び静脈から血中へ戻すサイクルをしています。
ただし、心臓のような強力なポンプを持たないため、意図せずに以下の事象が起こると、むくみを引き起こしてしまいます。
水分不足 | リンパ液を流すには一定量の水分が必要 |
リンパ管付近のコリ | リンパ管が圧迫され停滞が起きる |
鎖骨のつまり | 鎖骨下静脈へとのリンパの合流を妨げる |
むくみやすい人に「水分の取り過ぎ」を指摘する人がいますが、(病的に水分の摂取をしない限り)無駄にすることなく水分は有効利用されるため、量が多いからというより、水分の移動が制限される停滞からのむくみが中心となります。
なお、小学校の理科の実験でやったとおり、同じ太さの管を流れる場合、水の量が増えるほど流れは速くなり、押し流す力が強くなります。
(筋肉は約8割が水分ですので、原則的に筋肉は水分が流れる形になっています。コリは筋肉の水分の流れと反発するほど悪さをするため、コリをほぐす場合、硬くなったところより、流れを邪魔するコリをまずは狙っていきます。)