◇立川市の仙骨矯正の専門院◇

整体やまつばき

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育児中(産後)の痛みが発症しやすい部位

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育児中の女性にあらわれやすい痛み

◆見過ごせない育児中(産後)の身体トラブル

育児中のトラブルとして精神面がクローズアップされがちですが、まず最初に直面するのはほぼ身体面のトラブルです。

とくに一度生じてしまった痛みや不調は数時間や数日では回復しにくい傾向があり、夫婦の育児・家事分担や周囲の協力でなかなか解決しにくい部分があります。

そのため、多忙な育児の時期であったとしても、大きな火種となる前に身体面のトラブルを改善しておいた方がよいと考えています。

親指痛(手首の痛み) オムツ替え、着替えなどによる負担
ひざ痛  正座、あぐらによる負担増
首・肩の痛み 抱っこによる負担増
腰より下の不調 骨盤起因の出産を契機とした不調

 

なぜ育児中の女性に、身体的トラブルが発生しやすいのか

「学生時代を含め、妊娠前にスポーツ、トレーニングしていた時期がありますか」

YESならば、産後トラブルのリスクを軽減できますが、
NOならば、注意が必要です。
 

身の回りの世話を全部しなければならないため、やはり体力がもとめられます。その基礎体力が低ければリスクは上がってしまいます。

例えば、握力です。

女子は握力が弱くて当たり前」という風潮がありますが、“握る動作”は指、手首、腕、肩の筋肉が連動しており、握力が弱いと肩こりを引き起こすリスクが高まります。もし20kg以下の握力なら平均を注意が必要です。
 

・女性の握力(単位:kg)
 文部科学省の体力・運動能力調査

年齢 平均 標準
20~24歳 27.97 35以上 25~30 20以下
25~29歳 28.53 36以上 26~31 20以下
30~34歳 28.63 36以上 26~31 20以下
35~39歳 28.95 36以上 27~31 21以下
40~44歳 28.95 36以上 27~31 21以下

1. 親指痛(手首の痛み)

ほぼすべての産後女性が経験すると思われるほど報告事例が多い症状です。

現代の女性は手をを使った作業(運動)をする機会が少ないため、手の指が細く筋肉が弱いです。

しかし産後は、赤ちゃんを支える、おむつを替えるなど、急に手を使った作業を日々繰り返すこととなり、回復しきることなく無理がかかり続けます。

実際、医療機関で治療を受ける方やサポータを常時付けなければならない状況になっている方が周りにいると思います。

妊娠中からハンドグリップなどで、握力を平均値以上に鍛えておくことを推奨しています。

2. ひざ痛

赤ちゃんが落下したら一大事のため、基本的に床に近い位置に置きます。座位から立位の動作が増える理由です。また、無意識に“膝立ち”作業を行い、膝への負担が増えることも一因です。

膝に関してはトレーニングではなく、「いかに消耗させず保護するか」が大切です。

バレーボール協会が公認の膝サポータを推奨しています。
(体育館の硬い床でも膝を守れるように設計されており、なかなか優秀です)

3. 首・肩の痛み

昔より改良されたとはいえまだまだ抱っこ紐による首・肩への負担は多いです。また、ちょっとした家事の合間など、片手抱っこをついつい多用してしまうのが一因となります。

子供の体重は、学生時代に経験した教科書の詰まった肩かけカバンより重くなりますので、首・肩への負担は想像以上です。

抱っこは自己流よりも一度きちんと教えてもらった方がよいです。正しい抱っこは身体への負担を軽減しますし、赤ちゃんが落ち着きやすくなります。

赤ちゃんが抱っこ慣れする前に、抱っこ教室やレッスン講座を経験しておくことをお勧めしています。

4. 腰より下の不調(でん部痛、仙腸関節痛、坐骨神経痛、尾骨痛など)

産後を契機として腰より下部の症状が悪化し、でん部の鈍痛や違和感、仙腸関節痛、坐骨神経痛、尾骨痛などが顕著化する事例が見受けられます。

一般的に出産による骨盤の開き(歪み)が骨盤周辺の痛みや不調を引き起こすトリガー(発端・契機)とされがちですが、しかしそれだけではなく、妊娠中のホルモンバランスの変化が引き起こす皮膚・筋肉・関節の柔軟化妊娠中の制限による運動能力の低下出産時の子宮・卵巣負担の回復遅れ、といったイレギュラー要素が関係します。
 

①骨盤の開き(歪み)

出産時に動いた骨盤(恥骨、仙骨等)は、出産後に徐々に元の状態に戻っていきます。

ただし、元々の骨盤に左右の差異といった歪みがある場合や出産後の骨盤が戻る時期に強い衝撃、圧迫などの怪我(転倒、交通事故等)をした場合に、産後骨盤を起因とした症状が起きるリスクがあります。

②ホルモンバランスの変化が引き起こす皮膚・筋肉・関節の柔軟化

女性の妊娠後の身体的変化は、胎児で腹部が大きくなるだけではなく、筋肉や関節自体がホルモンバランスの変化により柔軟化します。

皮膚は伸縮性が増し伸びやすくなりますし、とくに筋肉はハリ代わりにフワフワした感じとなります。

その柔軟性が身体のバランスの支え弱めることがあり、場合によっては患部の痛みを顕在化させてしまいます。

③妊娠中の制限による運動能力の低下

初めての妊娠では周囲も本人も必要以上に注意してしまうものですが、身体を安静にしすぎることで運動能力が下がり、出産後の育児に支障をきたすケースが見受けられます。

例えば、日々5キロ、6キロと重くなっていく乳児の重さに低下した運動能力が付いていけず、抱き上げによる手首の腱鞘炎や抱っこによる首・肩痛などの症状が発生しやすくなります。

また、最近は年齢による運動能力低下と重なる時期である、30歳代、40歳代の出産も増えているため、痛みが発生するリスクが上半身だけでなく、下半身側にも広がっています。

なお、マタニティ運動が推奨されるように、激しい動きや負荷ストレスを与えない範囲であれば、心身ともに健康が保たれ、運動能力の低下も防止できます。

④出産時の子宮・卵巣負担の回復遅れ

出産後にすぐに月経がはじまらないように、早い方で1ヶ月、長い方で1年以上と、次の妊娠に向け女性器官(子宮・卵巣)が回復し準備する期間があります。

しかし、元々の月経不順や筋腫等の不安要因がある場合などは、負担の回復が遅れてしまい、内臓からの骨盤周りの不調として顕在化するケースがあります。

内臓の負担や回復度合いは検査数値に直接あらわれにくい面があり、疲労感や痛み症状と合わせて注意する必要があります。

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