◇立川市の仙骨矯正の専門院◇

整体やまつばき

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筋膜のトリガーポイントとR.M.C

<目次>


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R.M.Cによる筋膜トリガーポイントへの対処

Using "Remoto Muscle Control" to approach myofascial trigger points

はじめに

※整体観点の重視より、当章での筋膜は“浅筋膜”、“深筋膜”を指します。(筋外膜、筋内膜は広義で含まれますが、対象外です)
 

患部に痛みが発生した場合、筋肉起因ばかりを疑う傾向にありますが、筋膜が原因となる痛みが確かに存在します。

なぜなら、正常な筋肉の機能(伸縮性、運動性、弾力性)を保つ阻害要因に、筋膜の歪みや緊張、弛緩等のマイナス変化が関係するからです。とくに、一見すると痛みの患部から離れている筋膜であっても、この筋膜が運動連鎖で関連した場合に影響する可能性があります。

例えば、怪我、姿勢悪化、手術等によって筋膜が劣化すると、運動の際に正しく機能できない筋肉決められた一連の動作に参加できない筋肉があらわれ、関節運動の不均衡さを生じさせます。

<ポイント>

  • 筋膜が原因となる痛みが存在する
  • 筋膜のマイナス変化が、筋肉の機能低下、孤立する筋肉を発生させる


身体を扱う前提として、筋膜の知識筋膜への触診技術を持つことが大切です。

R.M.Cのほぐしのみにとどまらず、ストレッチ、テーピング、スポーツ・ダンス等の技術指導と幅広く活用できます。

とくに、筋肉の疲弊がコリを引き起こすという“信仰”が根強く、安静や入浴等での解消を図りますが、筋膜視点でいえば、「使わない、または、スムーズな動きができないことによる停滞(※)」の方が問題となります。
 

身体は動くことで健康を維持しています。様々な動きを通して、筋肉、筋膜、腱、靭帯は関節の潤滑にし、リンパ液はポンプ運動につなげます。消化、排便、睡眠も、身体の動作なし(安静のみ)では乱れます。

1.筋膜(浅筋膜と深筋膜)

皮下の筋膜
皮下の筋膜

*部位によって筋膜構造は異なる

筋膜の浅筋膜と深筋膜はそれぞれの役割や特徴があり、人の生命活動を適切に維持すること年齢や環境、経験を元に本人の動きを適正化することに関係しています。

端的に言えば、影の薄い透明な筋肉の結合組織が、実は人間の根幹を成す重要さを持っているということです。

健康の維持に運動は欠かせないことは浸透していますが、どの程度の運動が理想かは曖昧になりがちです。

こちらの解として、「筋膜を若く保つ」「筋膜を損傷させない動作を身に付ける」ことを提案します。

・浅筋膜

浅筋膜は、皮下組織である皮下脂肪、皮下神経、皮下血管(動脈・静脈)、リンパ管に深く関係します。

若者の筋膜は弾力性に優れており、状態をすぐに元に戻せますが、老化とともに弾力が失われていき、見た目の老化も引き起こします。

温度や湿度、気圧変化の察知にも関係していると考えられ、天気や季節の変わり目等での不調の要因となりえます。

なお、深筋膜への影響を軽減させる構造となっているため、オイルなどで皮膚を中心に動かしても、血行やリンパ循環への効果ほど、筋肉のほぐれは期待できないケースが存在します。(施術の使い分けが大切)

・深筋膜

深筋膜は、異なる役割の筋肉を結合し、距離を超えて力を効率的に伝達します(運動連鎖)。

例えば、「ボールを投げる」動作において、上半身と下半身の筋肉の役割は異なりますが、力を伝達させなければバラバラの非効率な動きとなります。(筋トレのみでスポーツ力が向上しないのは、深筋膜を蔑ろにしているからです)

とくに深筋膜の特殊性は、「運動連鎖の記憶・学習」の点にあります。

練習した、試行回数を繰り返した動作を深筋膜が記憶し、バラバラな動きからスムーズな動きへと全身の運動連鎖が効率化されていきます。

ただし、良くも悪くも“現在の身体”に合わせて効率化するため、過去の怪我やバランスの崩れによっては、マイナスな動きを改善できないまま(癖として残したまま)、最適化が図られます。

なお、R.M.C、体操、ストレッチ、テーピングなどと相性が良いですが、浅筋膜を無視して深筋膜中心に施術することは推奨できません。結局のところ、筋肉は燃費が悪く、疲労軽減や回復促進が欠かせないからです。

2.各部位の筋膜

(概要を記載する)

2-1 頭部/頸部の筋膜

頭部の筋膜

頭部の筋膜

頭部の浅筋膜は、とても密な線維の層であり、顔から首のあらゆる筋肉の収縮や伸張に関連しているため、関係する筋肉が硬い場合は、浅筋膜に歪みがあらわれます。

なお、頭部の浅筋膜は表情筋を包んで結合し、表情筋の綿密なネットワークを構成しています。若い人は弾性に優れていますが、加齢とともに弾性が減少していきます(見た目の老化現象)。

また、頭部の浅筋膜の過剰な緊張が、頭痛や抜け毛、髪の毛の脆さにつながる場合があり、頭皮(髪の毛)の状態に健康度があらわれる要因となります。

頭部の深筋膜は、頭蓋骨の周囲に膜状に広がり、眼の筋肉、側頭部の耳下や咬筋、食べ物を飲込む筋肉ともつながっています。とくに、食べる動作と深筋膜の動きとの関連性が強くあり、単なる咬筋の強弱とは別に、深筋膜の補助が見過ごせない要素となります。
 

頸部の筋膜

頸部の浅筋膜は、広頸筋を包み込んで完全に付着しており、胸部、三角筋の浅筋膜と連続しています。首の動きをフォローするだけでなく、美容と深く関連しています。

頸部の深筋膜は、首の筋肉を包む3つの筋膜層(第1層:浅葉、第2層:中葉、第3層:深葉)で構成されており、それぞれが各層に隣接する筋肉の機能に影響されます。

第1層では、咬筋、胸・肩の筋肉(大胸筋、三角筋、広背筋等)、肩甲骨の上部、第2層では、舌骨を動かす(咀嚼関連)、筋肉鎖骨の後方、第3層では、主に椎前筋と関連します。

人間の生命維持の根幹となる“呼吸”、社会で求められる“声量”にも深く関係します。

施術の方針

頭部、頸部の筋膜群は、不快症状の解消美容で方針を使い分ける必要があります。

不快症状の解消を目指す場合は、主に側面から後面の筋膜のつながりを意識します。後頭骨下辺ライン、首の筋肉をはっきりさせるなど、機能を戻す施術が中心となります。

美容を目指す場合は、頭部と頸部の筋膜バランスを意識します。とくに表情筋と関連が深い浅筋膜は、顔の表面から広げて考えなければなりません。頭皮の状態、耳、首までが連動して、一つの表情をつくりあげるため、部分的な施術だと、逆にアンバランスにみえます。(連動して動かない部位が違和感として残る)

 

・意識して施術すべき他の部位

頭皮・側頭部 髪がある部分は不快症状と美容の両面に活用できる
鎖骨 筋膜が鎖骨を含んでつながる。硬いと動作が分断される
肩甲骨上部 首の動作に関連する。肩甲骨は骨盤同様に動作の要

2-2 胸部/腹部の筋膜

頭部の筋膜

胸部、腹部の筋膜

胸部、腹部の浅筋膜は、肉眼で確認できるほどはっきりしており、胸部から鼠経靭帯、さらに大体の浅筋膜まで連続性があります。(歴史的に最初に存在を確認された浅筋膜)

とくに女性は乳房とも関連しており、乳腺の内側と密接につながっています。

胸部、腹部の深筋膜は、他に比べて複雑であり、体幹には3枚の筋膜層板が存在します。

  胸部 腹部
浅葉 胸筋筋膜 外腹斜筋の筋膜
中葉 鎖骨胸筋筋膜 内腹斜筋の筋膜
深葉 肋間筋の筋膜 腹横筋筋膜


浅葉は線維層で形成され回転運動、中葉は水平面での動き、調整、深葉は、縦断面で主に作用します。

上肢と下肢の運動連鎖、身体を望ましい方向に正しく維持する等の役割があり、とくに腹直筋付近では、上下左右のさまざまな筋力が収束する領域であるため、筋肥大のみのトレーニングだと運動能力が著しく低下する。

施術の方針

人が行う日常的に行う動作は視覚の範囲である前面に集中しており、とくに、繊細な動作に対処できる、かつ、物を抱えて(掴んで)運べることからも、筋膜があらゆる動作に適応した結合をしています。

また、刺激・衝撃、温感等が内臓に直接伝わるほど、腹部の筋膜と内臓は密接に関係しています。

そのため、患者が繊細な動作ができているか内臓に不調を持っていないかを確認し、それぞれに対処できるよう意識して施術する必要があります。

例えば、物を掴む動作に“非効率な癖”があらわれているならば、筋膜に想定外の癒着がでていないかを確認します。

 

・意識して施術すべき他の部位

三角筋 胸筋とも関連する。硬いと動作が分断される
腹斜筋 腰の状態と関連する。通常は鍛えていても柔軟
股関節 下腹部、大腿筋とも関連する

2-3 背部の筋膜

背部の筋膜

背部の筋膜

工事中

施術の方針

工事中

 

・意識して施術すべき他の部位

   

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