◇立川市の仙骨矯正の専門院◇
整体やまつばき
アクセス | バス停 金比羅橋下車 徒歩3分 |
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営業時間 | 9:30~22:00 定休(月/金・午前) 祝日は営業します。 |
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筋力テスト(Arm Fossa Test)は、名称のとおり、患者の腕(Arm)とくぼみ(Fossa)を組み合わせた反射テストです。
仙腸関節のズレ、内臓の疲れ、アレルギー反応等、幅広く応用できるテクニックです。
身体は神経を通して微量の電気信号を送り、筋肉や内臓を動かしています。
テストでは、筋肉と内臓が反射するポイントに意図的なストレスをあたえます。ストレス付加前と後を比較し腕の反射(電気信号の乱れ)の変化の有無を確認します。
例えば、腸の調子では、患者のおへそに指による一時ストレスを加え、腕の反射をチェックします。
腕の反射 | 判断 | |
一時的な ストレス | 変化なし | とくに問題なし |
変化かあり | 疲労、不調、疾患、障害の疑い |
なお、検査手法は異なりますが、患者の指の開閉を使った「O-リングテスト(O-Ring Test)※」と類似した反応が得られます。
※O-リングテストは、英訳、日訳含め解説マニュアルが多数出版されていますので、詳細はそちらで確認ください。
仙骨矯正で目指すべき、正しい矯正位置は以下のとおりです。
№ | 順位 | 正しい位置 | テスト |
1 | 仙腸関節 | 左右上下の4点が均等になる | 〇 |
2 | 筋肉 | 反射の遅れ、強弱の変化がない | 〇 |
3 | 内臓 | 〇 | |
4 | 骨盤 | 骨盤のひねりが緩和できる | ー |
5 | 腸骨の高さが左右で揃う | ー |
骨盤は目視による確認が行えますが、仙腸関節、筋肉、内臓は目視で確認するのが難しい部位となります。
そのため、Arm Fossa Test を用いて、目視では確認できない部位の正しい位置をチェックします。
ただし、自律神経の乱れ症状が強くあらわれている場合、Arm Fossa Test の結果に誤差が生じる可能性があります。反射が強くなっていたり、全体的にバラつきがでているときは注意が必要です。
Arm Fossa Test の「Arm」では、腕の位置取りが大切です。
「腕を同じ位置に保つ」という命令が脳から腕の伝わると、筋肉の力加減を自動調整し、維持するための情報を無意識下で記録します。
その無意識の記録を元にするのが Arm Fossa Test の技術です。
患者の腕が力んだ状態であったり、腕の角度が斜めでは、テスト結果が正しくあらわれず誤差が生じます。
対象 | 手順 | |
(1) | 患者 | 手のひらを内側に向ける、握りこまない |
(2) | 腕の角度を90度し、肘を伸ばす | |
(3) | 施術者 | (患者の)手首に近い位置を持つ |
大きく仙腸関節(鼠径靭帯(そけいじんたい))と内臓のくぼみをチェックします。
くぼみ(Fossa)位置は、自身の身体が勝手に動くまで繰り返して覚えなければなりません。
腸骨に沿い、鼠径靭帯ポイントのくぼみに指1本分の圧を加えます。
部位 | 備考 | |
仙腸関節 | 鼠径部(右)上下2箇所 | 左右上下 4箇所 |
鼠径部(左)上下2箇所 |
内臓ポイントのくぼみに指1本分の圧を加えます。
自律神経のみ反射が逆転する点に注意しましょう。
部位 | 位置 | |
心肺系 | 心臓 | 鎖骨下(左端) |
冠状動脈 | 胸骨体(左) | |
肺 | 鎖骨中央(左右) | |
神経系 | 自律神経 | 胸腺上 |
肝機能系 | 肝臓 | 第10肋骨(右) 鎖骨下(右端) |
胆のう | 胆のう上 | |
胃腸系 | 胃 | 胃上 |
すい臓 | 第10肋骨(左) | |
小腸 | へそ | |
大腸 | 直腸上 | |
生殖系 | 子宮・卵巣 | 子宮・卵巣上 |
前立腺 | 男性器上 |
筋肉のコリ、症状のある患部に対して圧を加えます。
定まったポイントというより、関節や筋肉単位で反射をテストします。
患者のくぼみに圧による若干のストレスを与えつつ、腕を引きます。
正常な反応(反射)ならば、腕は本来の力を保ったままであり、±がゼロの状態です。
マイナスな反応(反射)ならば、位置が保てない、反射が遅れる(lag)、逆に+側に反応するなどがあらわれます。
対象 | 手順 | |
(1) | 施術者 | 鼠径靭帯のくぼみに圧を加える |
(2) | 患者 | 腕を曲げずに頭の方へ引く |
(3) | 施術者 | 圧を加える前後の変化を確認する ※力が強い(+)、力が弱い(-) |
(4) | (1)~(3)を鼠径部上下4箇所分繰り返す | |
(5) | 4箇所中1箇所以上に変化があれば、 仙骨矯正の対象とする |
※カイロプラクティックの指標は2箇所ですが、当院では4箇所の均衡を保つ目的で1箇所以上を推奨しています。
身体の状態を把握することは、仙骨矯正の基本技術です。
反射は、強くあらわれればよいわけではありません。
回復時には反応が鈍くなり、行動時は反応が鋭くなるのが基本のバランスだからです。
そのため、通常時はどちらにも傾けるプラマイゼロが理想とされています。
反応が強すぎれば余分な体力を消耗しますし、反応が弱すぎれば十分な行動ができません。
仙骨矯正の基準となるポイントであり、鼠径部の左右上下の4箇所をチェックします。
4箇所が均等になる位置が身体を安定させる位置であり、仙腸関節の負担が一番少ない位置取りとなります。
胃腸、心臓、肝臓など、内臓ごとにチェックポイントが存在します。
内臓に老廃物が蓄積していたり、負荷の蓄積等があると、反応(反射)が鈍ります。
また、内臓はお互いに助け合う性質を持っており、調子が落ちている他の臓器をサポートします。一見すると調子が安定していても、実は不安定な状態であるということです。
例えば、胃が疲れているときは腸が普段より働いてフォローします。しかし、本来の稼働率を超えて働くことで無理がかかります。
女性は恥骨を支点とし、そこから子宮や卵巣のポイントを指で測ります。
男性は恥骨を支点とし、その上にある男性器を手のひら全体で覆うようにして測ります。
とくに女性器は、閉経後に役割を失っていると思われていますが間違いです。
リンパ循環の維持などで、生涯何らかの形で貢献し続けていることが考えられます。