◇立川市の仙骨矯正の専門院◇
整体やまつばき
アクセス | バス停 金比羅橋下車 徒歩3分 |
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営業時間 | 9:30~22:00 定休(月/金・午前) 祝日は営業します。 |
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RMCとは、リモート・マッスル・コントロール・テクニック(英名:Remote Muscle Control Technique)の略称です。
単に患部をほぐす、痛みを緩和させる技術ではなく、筋膜のトリガーポイント(Myofascial Trigger Points)の性質を意図的に利用するテクニックとなります。
そのため、R.M.Cを使う前提として、筋膜の特徴を意識する必要があります。
筋膜の特徴(整体視点) | R.M.C | |
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外部からの刺激 | 刺激(接触、熱、痛み等)に対して無意識下で反応・反射する | 〇 |
決まった運動連鎖 | 本人特有の癖のある動作、痛み・怪我を庇う動作の有無 | ― |
メンタル要因 | 萎縮、疲労感、⇔興奮、活気などによる状態変化 | ― |
上表のとおり、R.M.Cでは、筋膜における「外部からの刺激」の特徴を利用します。
無意識下で反応・反射するスポットを指圧、牽引、振動等で意図的に刺激し、浅筋膜(皮膚下~筋肉表面(主に血行、神経系))だけでなく、深筋膜(主に筋肉、関節)までほぐすことができます。
なお、筋膜の運動連鎖では、動的ストレッチ、運動療法、美容歩行など、本人が正しいフォーム(動作)を意識した動作を繰り返し行うことが推奨されます(※)。脳と身体の感覚器官は “意識” し試行錯誤しないと、動作が是正させません。
※音楽を聴きながら、スマホ、テレビを見ながら等の “ながら運動” は非推奨
筋膜のメンタル要因では、休息やリラクゼーションのみに偏重するのはNGです。併せて、規則正しい起床・就寝、喜怒哀楽を意図して表現する(人の怒り、哀しみも大切な要素)、医療機関につながるなどが必要です。
身体中の筋肉と神経に存在する
ここでのMyofascial Trigger Points(筋膜トリガーポイント)とは、下記のとおりです。
・血行・リンパ系の浅筋膜と筋肉・神経系の深筋膜 |
皮膚側に近い浅筋膜と筋肉側に近い深筋膜との性質の違いを知覚する |
・筋膜(A点)と筋膜(B点)の連動による運動連鎖 |
関節のみの動きは非効率であり、筋膜がスムーズな動きを導いている |
・ “痛点” や “発痛点”に近い意味を持つ、筋肉や神経反応を過剰反射・反応させる筋膜のスポット |
動作を感知する感覚器官が集中し、感覚が鋭いスポット |
筋膜にはこれらの性質が含まれており、特徴を知った上で施術する必要がありますが、マニュアルや他人の知見のみを根拠とする画一的な施術や思い込み(断定)が先行した施術は避けなければなりません。
なぜなら、身体のバランスが崩れている、不調を数多く抱えている患者の場合、本人特有の癖のある動作、悪化した姿勢、生活習慣(不眠、歩行が億劫等)により、マニュアルどおりにならないケースがあるからです。
なお、『筋膜トリガーポイント』のマニュアルでは、痛みの発生パターン別に、疑わしい筋膜の解説がなされていますが、基礎となる参考情報に止め、臨床と突き合わせて検証することを推奨しています。
前提として、コリには様々なタイプが存在します。
コリのタイプ(種類)は千差万別なのに対して、単一的なほぐし方では対処できません。
しかし、従来のやり方は、指圧、揉む、ストレッチ、マッサージ機など、ある一つの技法のみを重視するため、ほぐしきれないコリが残存しまいます。
反射・反応に合わせて
RMCを使い分ける
従来のほぐし | 施術者の得意なほぐしが主体となる。 得意分野とコリの性質が合えば効果が高い。 | ||
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R.M.C | 患者の身体(反射・反応)が主体となる。 様々なコリに幅広く応用できる。 |
従来のほぐし方は、施術者の得意なテクニックが主体となって患部をほぐします。
基本的に得意な技術を駆使して施術内容を組み立てていきます。患者のコリのタイプと噛み合えば、目覚ましい効果が期待できます。
R.M.Cは、患者の身体が主体となります。
Trigger Pintsの反射・反応を確認して、指圧、牽引、操体法とほぐしの手法を使い分けます。
幅広く患者のコリをほぐし、身体全体のコリを減らすことで効果を発揮します。
R.M.Cには、「患者、部位によってコリのタイプが異なる」という思考の土台があります。
個人の骨格、生活環境、嗜好、習慣が異なることから、様々なコリのタイプが存在し、それぞれ臨機応変に合わせる必要があります。
例えば、ストレッチですべてのコリがほぐせるわけではなく、指圧、揉みでも同様です。
R.M.Cの真骨頂は、患者の身体(反射・反応)に対する最適解を探すことにあります。
・手平の内にある4本の骨を均等に挟む
図(四指)の通り、指だけでなく手のひら内でも4本の骨のままです。そのイメージを持ちながら、4本の骨を垂直にズレなく挟み込みます。
巧く挟めず1本でも骨がズレてしまうと、効果が半減してしまいます。また、手の指の部分を挟むわけではありませんので、注意ください。
人間の手の指は、骨から筋肉、神経までを進化させ、様々な作業ができるようになっています。そのため、四指は関係する(遠隔できる)部位が広く応用がしやすい傾向にあります。
RMCで求められるのは、正確さとスピードです。ほぐしたい部位に対してどのRMCを使用するかを瞬時に判断しなければなりません。
『逆引き・早見表』がその道しるべになればと考えております。
・首
四指 | 大菱 形骨 | 手根 骨 | 橈骨 尺骨 | 上腕 二頭筋 | 僧帽 筋 | 臀筋 | 大腿 筋 | 足首 | 足指 | |
首(前) | △ | ○ | ○ | △ | ||||||
首(後) | ○ | ○ | △ |
○:推奨、△:利用可
・肩
四指 | 大菱 形骨 | 手根 骨 | 橈骨 尺骨 | 上腕 二頭筋 | 僧帽 筋 | 臀筋 | 大腿 筋 | 足首 | 足指 | |
肩(前) | ○ | ○ | △ | ○ | ○ | |||||
肩(後) | ○ | ○ | △ | △ | ○ | ○ |
○:推奨、△:利用可
・上腕 / 前腕
四指 | 大菱 形骨 | 手根 骨 | 橈骨 尺骨 | 上腕 二頭筋 | 僧帽 筋 | 臀筋 | 大腿 筋 | 足首 | 足指 | |
上腕 | ○ | △ | ○ | |||||||
前腕 | ○ | △ | ○ |
○:推奨、△:利用可
・背中(脊柱起立筋)
四指 | 大菱 形骨 | 手根 骨 | 橈骨 尺骨 | 上腕 二頭筋 | 僧帽 筋 | 臀筋 | 大腿 筋 | 足首 | 足指 | |
肩(前) | ○ | ○ | ○ | ○ |
○:推奨、△:利用可
・腰
四指 | 大菱 形骨 | 手根 骨 | 橈骨 尺骨 | 上腕 二頭筋 | 僧帽 筋 | 臀筋 | 大腿 筋 | 足首 | 足指 | |
腰部 | ○ | △ | ○ |
○:推奨、△:利用可
・仙腸関節 / でん部
四指 | 大菱 形骨 | 手根 骨 | 橈骨 尺骨 | 上腕 二頭筋 | 僧帽 筋 | 臀筋 | 大腿 筋 | 足首 | 足指 | |
仙腸 関節 | ○ | ○ | ○ | |||||||
臀部 | ○ | ○ | ○ | △ |
○:推奨、△:利用可
・股関節
四指 | 大菱 形骨 | 手根 骨 | 橈骨 尺骨 | 上腕 二頭筋 | 僧帽 筋 | 臀筋 | 大腿 筋 | 足首 | 足指 | |
股関節 | ○ | ○ |
○:推奨、△:利用可
・大腿
四指 | 大菱 形骨 | 手根 骨 | 橈骨 尺骨 | 上腕 二頭筋 | 僧帽 筋 | 臀筋 | 大腿 筋 | 足首 | 足指 | |
大腿 | ○ | ○ |
○:推奨、△:利用可
・膝 / ふくらはぎ
四指 | 大菱 形骨 | 手根 骨 | 橈骨 尺骨 | 上腕 二頭筋 | 僧帽 筋 | 臀筋 | 大腿 筋 | 足首 | 足指 | |
膝 | ○ | ○ | △ | |||||||
脹脛 | △ | ○ |
○:推奨、△:利用可